定電位電解法拡散式オゾンガスモニタ OZG-EM-010K(アプリクス)


定電位電解法拡散式オゾンガスモニタ OZG-EM-010K(アプリクス):オゾン濃度計:大気環境測定器

センサー交換はコネクタの抜き差しで簡単に行えます
また、初期校正では、ゼロ調整後、センサー補正係数に合わせるだけでスパン調整が行えます

 オゾンガス利用エリアでの濃度管理に用いられるオゾン計や、警報器として使用される機器は、性能・メンテナンス性・コストのバランスが重要です。これらの点に考慮し、幅広いニーズに対応します。

機種名 定電位電解法拡散式オゾンガスモニタ
型番 OZG-EM-010K
メーカー名 アプリクス

  特徴

  • センサー交換はコネクタの抜き差しで簡単に行えます。また、初期校正では、ゼロ調整後、センサー補正係数に合わせるだけでスパン調整が行えます。
  • 伝送出力によりオゾン濃度がリアルタイムで出力されていますので、濃度監視ができます。
  • 警報出力として接点1cを採用していますので、設定値に対してON/OFFができます。また、電源オフ時は警報出力オンとなります。


  検知原理

半本製品に取り付けるセンサーは、従来、溶液の電気化学分析で用いられていた定電位電解法をガス電極に用いることにより、低濃度のガス分析を可能としました。
下記図にセンサーの構造を示します。3つの電極は、電解液相と気相に接触しており、作用電極にO3が近づくと、O3+2e-→O2+O2-の反応が起こります。
また、空気中の酸素を吸着した対極では、O2-+2H+→H2Oの反応が作用電極と等価に生じます。
全反応としては、O3+2e-+2H+→O2+ H2O になり、このO3の酸化反応で流れる電流を検出すれば、O3 濃度に比例した電流値が得られます。

         


  外形図

          



  よくある質問

Q:バッテリーや電池で動かすことはできますか?
A:できません。電源はACアダプタからの供給のみとなります。


  仕様

検知方式 拡散式
濃度表示 3桁LED、最小表示0.01ppm
測定範囲 0~1.00ppm
測定精度 F.S.の±10%以内(校正時)、F.S.の±25%以内(6ヶ月)
繰り返し再現性 ±5%以内
90%応答時間 90秒以内
センサー寿命 10.6eVランプ使用・イソブチレンガス測定時
警報設定値 0.10~1.00ppm(任意設定)
警報設定方法 警報設定ボリュームで調整
警報方式 ランプ点灯、接点出力(電源オフ時はN.C)
警報精度 ±30%以内
出力信号 濃度信号:4~20mA絶縁型、負荷抵抗600Ω以下
警報接点:1c接点、0.5A、AC125V
消費電力 約50VA
電源 AC100V±10% 50/60Hz
接続方式 端子台
使用温度範囲 -5~+40℃(推奨範囲10~35℃)
使用湿度範囲 30~95%R.H.(推奨範囲40~95%R.H.)
取り付け方法 M4ビス止め
その他機能 ゼロ調整、スパン調整、ファクター、アジャスト機能、センサー断線ランプ表示、警報出力チェック
寸法 154×113×76mm(突起物含まず)
重量 約750g
※こちらの製品は、電源をONにしセンサがガスを検知するまで30分ほどかかります。予めご認識お願いいたします。


  構成品

標準構成品 本体、センサ(本体ニ装着済)、電源コード(本体ニ接続済)、センサ延長ケーブル20m、調整用ドライバ(マイナス)、取扱説明書(オゾンガスモニタ)、取扱説明書(センサ延長ケーブル)、収納ケース