ポータブル炭酸ガス濃度計 CGP-31(東亜ディーケーケー)

ポータブル炭酸ガス濃度計 CGP-31(東亜ディーケーケー)

液相・気相のCO2濃度が測定可能

 0.1~100%の範囲でCO2を測定。単3形アルカリ乾電池2本で最大2000時間連続使用可能な省電力設計です。

機種名 ポータブル炭酸ガス濃度計
型番 CGP-31
メーカー名 東亜ディーケーケー


  特長

優れた選択性

 隔膜式ガラス電極法により、他に混在するガスの影響は揮発性弱酸や酸性ガスを除き、影響を受けません。また湿度の影響も少なく除湿処理は不要です。

  • ・野菜洗浄後の塩素殺菌液では、溶出成分により測定誤差を生じる場合があります。
  • ・アク(タンニン等の還元性物質)等を多く含んだり、溶液が濁っている場合には、測定できない場合があります。
  • ・果物、肉類を洗浄した塩素殺菌液は、測定できません。
  • ・電解生成水(電解次亜水、強酸性水等)は測定できません。



  測定原理

 ポータブル炭酸ガス濃度計CGP-31は、電気化学的動作原理に基づく隔膜式炭酸ガス電極を採用しています。炭酸ガスが隔膜を透過し内部液に溶解すると、内部
 液のpHが変化します。このpHの変化が炭酸濃度に比例するところから、内部液のpH変化を測定し炭酸ガス濃度を求めます。
 炭酸ガス電極の炭酸ガス濃度と発生電位との関係は下図に示す通りで、直線性が非常に優れています。
 炭酸濃度が10倍変化したとき約60mVの電位変化があります。




  よくある質問

測定時間はどれくらい持ちますか?

Answer!

乾電池を使用していただき、約2000時間です。



この機器で遊離炭酸濃度を測定できますか?

Answer!

はい。遊離炭酸濃度とは、水中に溶けている炭酸ガスのことですので、この機器で測定可能です。



気相濃度計測の時の誤差はどれくらいですか?

Answer!

±5%となります。




  仕様

対応電極 ELM-001
測定方式 ポーラログラフ法(ビーズ研磨方式)
測定対象 残留塩素
測定範囲 残留塩素:20~300mg/L 温度:5~40℃
繰返し性 分解能Hiモード 残留塩素:±30mg/L(at25℃) 温度:±0.5℃
分解能Loモード 残留塩素:±40mg/L(at25℃) 温度:±1.0℃
応答時間 分解能Hiモード:1分30秒以下(at25℃)
分解能Loモード:1分以下(at25℃)
温度補償範囲 自動温度補償:5~40℃
干渉成分 酸化還元物質
合わせ込み 他分析値への合わせ込み機能内蔵
防水構造 IP67(センサ接続時および外部入出力部マスク時有効)※1m、30分浸漬可
電源 単3形アルカリ乾電池 / ニッケル水素電池2本または、専用ACアダプタ
寸法 本体:約68(W)x35(H)x173(D)mm
電極:約φ34(最大径)×142(長さ)mm
重量 本体:約280g(電池含む)
電極:約180g(ビーズ研磨キット含む)



  構成品

標準構成品 本体、炭酸ガス電極、スターラー、CO2用校正液粉末、イオン強度調整剤、炭酸ガス電極内部液、溶液用校正セル(3個)、電極スタンド・ホルダ(袋ナット(青色))、Oリング/隔膜カートリッジ、注射器、撹拌子、取扱説明書