簡易COD計で培った”電量滴定技術”を応用し迅速、正確、簡単に淡水から海水まで幅広い用途で、アンモニア(NH4-N)を測定測定時間が短く、多様なサンプルに対応したアンモニア計。主な利用対象分野は下水処理場、浄化槽、工場排水、水産養殖、環境水(河川、湖沼、海域)、火力発電所、研究機関、などで使用できます。 |
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測定方法 | 難点 | |
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1.比色法(インドフェノール青法) JIS KO102 42.2 |
発色時間に時間を要する、サンプルの濁りや色の影響を受ける、廃液処理、など | |
2.中和滴定法 JIS KO102 42.3 | 手作業のため測定に時間を要する、など | |
3.イオン電極法 JIS KO102 42.4 | 標準液による校正が必要、電極部が汚れやすく寿命も短い、低濃度の測定では電極が安定するまでに時間を要するなど | |
4.イオンクロマトグラフ法 JIS KO102 42.5 |
高価、技術の熟練者が必要、など |
アンモニア性窒素標準液(mg/L) | 測定値(mg/L) | |
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0.2 | 0.21 | |
1 | 1.02 | |
2 | 2.02 | |
10 | 9.94 | |
20 | 19.9 |
電解電極に工夫を凝らし、また電解電流値も低く抑えたことから、0.05mg/Lを実現しています。
塩素処理の際の原水のアンモニア管理用としてお使いいただいているお客様もあります。なお、最少読み取り値は、0.01mg/Lです。
比色計に比べて、はるかに迅速に測定できます。(測定範囲0~20mg/L時で1分以内)また、サンプルの性状(色や濁り等)に左右されることなく、変動係数3%以内と再現性良く測定できます。
さらに、標準液、実サンプルともに公定法との高い相関性が得られています。
そして、ランニングコストも大幅に低減できるばかりでなく、有害な廃液も出ません。
型式 | AT-2000 | |
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測定原理 | 電量滴定法 | |
終点検出法 | 定電圧電流検出法 | |
電解制御法 | 定電流電解制御法 | |
測定レンジ | 0~2.00mg/L (サンプル量10.0mL) 0~20.00mg/L (サンプル量1.0mL) 0~200.0mg/L(サンプル量0.1mL) |
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測定成分 | アンモニア性窒素(NH4-N) またはアンモニウムイオン(NH4+)として表示 | |
繰り返し精度 | CV値3%以内(標準液にて) | |
定量下限値 | 0.05mg/L | |
最小読み取り | 0.01mg/L | |
データメモリー | 50データ | |
表示 | デジタル液晶表示 | |
測定終了 | 測定自動停止とブザー音による報知 | |
主な機能 | 1) 補正式(Y=aX+b)による補正 2) 測定結果の統計処理(平均値、標準偏差、CV値) 3) ブランク値の自動ゼロ調製 4) エラー表示 5) 電極の活性化 |
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外部出力 | RS-232C 1ポート | |
電源 | AC100~240V , 50/60Hz | |
消費電力 | 50VA | |
寸法 | 310W×270D×300Hmm | |
重量 | 約5kg |
標準構成品 | 本体(AT-2000型)、AC電源コード、指示電極(本体取付け済み)、電解電極(本体取付け済み)、電解液500ml、アンモニア性窒素標準液(100ml)、マイクロピペット(10ml/200μl)、ポリビーカー 50ml(1個は本体取り付け済み)、PPビーカー(100ml)、プリンター(ACアダプタ付)、RS-232Cケーブル(リバース)、プリンター取付金具、ガラス管ヒューズ、取扱説明書 |
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